席を譲ったら座って下さい

「電車やバスで、お年寄りに席を譲りましょう。」

そんなこと私に言われるまでもないですよね?

実際、譲っている人も結構見かけます。

私も可能な限り譲りますが、あれって基準が難しいですよね?

杖をついていたり、腰が曲がっていたり、分かり易い場合は迷わず譲れますが、「この人は譲るべき人だろうか?」と思わせるような人もたくさんいます。

最近は健康に気を使っている人も多いので、年齢の割に足腰がしっかりしていることも多く、迷う場合も多いかと思います。

席を譲る人も多く見かけることもありますが、それでも海外に比べればまだ、席を譲る人が少ないイメージです。

これはカナダ、アメリカ、シンガポールに住んだことがある私の感覚です。

日本では「若者が席を譲らない」と批判している声もありますが、果たしてそれは若者だけが悪いのでしょうか?

席を譲られる側にも責任ありませんか?

つまり、日本では席を譲ったのに、「いえ結構です」と言って席に座らない場面も多く見かけるのです。

私も何度か経験があるし、そういう場面に遭遇したことも何度かあります。

あれって譲った側は、「あっ そうですか」って席に戻るわけにはいかないんですよ。

そのやり取りを見ていた人も「じゃあ」って座るわけにもいかず、状況を知らない人が乗ってくるまで1席だけ空席の状態が・・・

あれって何なんですかね?

海外では、譲ってもらった人は基本的に「ありがとう」といってすぐに座ります。

譲った側はそのつもりで譲ってるので、座ればいいんです。

だから、席を譲った人は、次も躊躇なく席を譲る。

ところが、日本では席を譲られた時、断ることがあるんです。

「譲ってもらって申し訳ない」って気持ちなんでしょうけど、断ることによって誰が得するんでしょうかね?

席を譲ったのに断られた人は、次から席を譲ることに躊躇しますよ。

ご老人は席を譲られたら、たとえ元気だったとしても座ってほしいと思います。

それが、ある意味譲られた側の義務でもあると思うのです。

日本人独特の謙遜や遠慮の精神も、常に正しい訳じゃない事を分かって頂きたいです (^_-)-☆

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