資格試験、受からなければ努力は無駄

11月の第2日曜日は年に一度の行政書士試験。
毎年この時期になると、「あの時は頑張って勉強したなー」と思い返します。
資格試験とは残酷なものです。本気で勉強した人なら、不合格だった時の徒労感、絶望感は半端じゃないですね。
私の場合は自己採点で不合格だったのに、記述の採点が甘かったのか、実際は合格していたという、1度の試験で、勝手に不合格と合格を味わった稀有な人間です。
試験が終わった後は、結構自身があったのですが、自己採点で(甘めに見積もっても)不合格だった時は、絶望感でいっぱいでした。
1年前に試験勉強を始め、半年前からは、友人と食事や飲みに行くこともせず、勉強できる時間は全て勉強時間に当てました。
絶望感はどこから来るのかと言えば、「前に進めない」という事と「それまでの1年間が全く無駄になる」からです。
「不合格でも勉強したことは無駄じゃない」という人もいますが、私はそうは思いません。
確かに勉強したことは、知識として蓄積されますが、それが目的なら、資格試験を目指さず自分で勉強すればいいだけです。なぜ試験に挑戦するのかと言えば、それは資格が欲しいからです。
資格がなければできないことを、したいから資格を取るのです。勉強して賢くなることが目的ではありません。
試験に合格すれば、資格取得者として仕事ができますが、合格しなければ、その分野に詳しいただの人で終わってしまいます。その差は天と地ほどの違いがあります。
「頑張ったことは無駄じゃない」なんて一時しのぎの言葉に騙されないで下さい。
あえて言おう無駄であると。