何となく合わない人っていませんか?

最近、解散したバンドやグループが、10年以上たって再結成するっていう話をよく聞きませんか?
若い時は、衝突した間柄でも歳を重ねていろいろと受け入れる事ができるようになるのでしょうね。
かつて一世を風靡したアイドルグループ光ゲンジも再結成の噂があるそうですが、元光ゲンジの大沢樹生さんのインタビューで興味深かい言葉がありました。
≫大沢樹生が語る諸星和己との“本当の仲”と、ジャニーズ退所後「干されるのはわかっていた」
お互い中心人物だった大沢樹生さんと諸星和己さんは不仲説があるのですが、インタビューで大沢樹生さんは次のように語っています。
「仲が悪いっていうのは、ちょっと違うかな。合う、合わないって人にはあります。そこだけですね。彼は彼で素晴らしいエンターテイナーだと思いますよ。でも、自分とはキャラも方向性も、追求するものも違うんです」
私はこれを聞いてすごく腑に落ちました。
私もこれまで、学校、職場、住む場所等の環境が変わり、付き合う人もかわる経験をしてきましたが、その中で、「嫌いじゃないけど合わないなあ」という、言葉にできない感覚で疎遠になった経験が幾度かあります。
その人のことが嫌いかと言われれば、そんなことはない。でも、一緒にいると何となく会話が進まない、共通の友人が一緒にいれば大丈夫だけど、その友人が席を外したとたん気まずくなる。
そんな感じで何となく距離を取ってしまう、こういう感覚は相手にも伝わるもので、相手も「この人、自分のことあんまり好きじゃないな」と感じ取って、相手も距離を置き始め、お互いに距離が広がってしまうのです。
たまに、イレギュラーな人がいて、私が最初に「ちょっとこの人苦手かな」と思っていたとしても、私のそんな感情を全く気にせず話してくる人は、お互いに距離を取り合うことがないので、逆に仲良くなることもあります。
そういう時は、そんな鈍感力のある人が羨ましく思えますね。
まずは自分が、相手のことを好きになれば、相手も好意を持ってくれる可能性が高くなるのは分かっているのですが、なかなか難しいことです。
そして、大沢樹生さんのインタビューを見て、私の様に、感覚的な事で、人との距離を置いてしまう人って結構いるのではないかと思いました。