シンガポールのいいところ

私は2015年から2020年まで約5年半シンガポールで働いていました。

シンガポールは多国籍な民族が、多国籍な文化を持った魅力的な国です。ここでは、シンガポールに5年半住んでいた私の視点からから見たシンガポールのいいところについてお話ししようと思います。

仕事又は旅行で、これからシンガポールに行く方は是非参考にしてください。

1. 清潔

どこもかしこもキレイという訳ではないのですが、他の周辺諸国から比べると圧倒的に清潔で日本人にとっては住みやすいと思います。

他の東南アジア諸国に旅行に行った経験がある私としては、他国(バンコクやクアラルンプール等の一部の都市を除いて)に住むのは衛生面からみて、ちょっと厳しい面があります。

シンガポールは "ガムを持ち込んではいけないルール” で有名なので、外にはゴミひとつ落ちてないと思っている人もいるかもしれませんが(実際、私もシンガポールに行くまでそんな国だと思ってました。)そんなことはなく、普通にタバコの吸い殻等が落ちてます。

ただし、決して日本と比べてはいけません。

日本人は日本に住んでいるので比べる基準が日本になるのはしょうがないですが、はっきり言って日本の清潔度は世界の中で別格です。

もはや異常レベルです。

2. インフラが整っている

電気水道は問題ないし、停電することもほとんどありません。

どこに行くにもMRT(電車)で行くことができ、MRT、バス、タクシー等交通機関の料金は全般的に安いです。

EZ-Link(SUICAの様な交通系カード)で、MRT、バス、タクシーどれも使えるので清算方法で迷うこともありません。

また交通に関しては、UberやGrabなどのアプリが充実しています。(日本では鉄の規制により、Uber等の配車アプリ等が排除されていますが、東南アジア諸国ではUberやGrabなどの配車アプリが広く普及しているので、東南アジア諸国を旅行する時に上手く使いこなせれば、タクシーのぼったくり被害は避けられるでしょう。)

今となっては欠かせないインフラのひとつであるインターネット環境も整備されていて、インターネット関係で困ることはほとんどありませんでした。

日本ではあまり一般的ではありませんが、プリペイドSIMが安く充実しているので、年単位で滞在しない限りはプリペイドSIMでいいでしょう。

3. 治安がいい

シンガポールは治安がいい。

これは断言できます。

日本では夜遅くに女性が普通に一人で歩いていますが、あまり危険を感じませんよね。

外国で女性の夜一人歩きは絶対におすすめしませんが、シンガポールでは夜に女性が一人で歩いても比較的危険は少ないと思います。

もちろん日本でも、シンガポールでも全く危険が無いわけではないので、夜遅くの女性の一人歩きはできるだけ避けるに越したことはありませんが…

4. 多国籍文化を楽しめる

ご存知の通りシンガポールは多国籍国家です。

中国人、インド人、マレーシア人、ベトナム人、フィリピン人、欧米人、日本…etc. とにかく多種多様な人種が、それぞれシンガポールはの共通ルールの中で自分たちの独自の文化を形成しています。

中国人にとっては何よりもChinese New Year(春節)が大切な行事で、その時期には本物の中国の正月を味わえるでしょう。

この春節は、中国だけでなく、昔から中国の影響を受けている周辺国にとっても大切な行事なので、日本ではあまり馴染みがありませんが、想像以上に大きな行事です。

インド人にも独自の正月を祝うし、

イスラム人にはラマダン(断食)明けには盛大に祝います。

各国の本物の文化をひとつの国で楽しめる国は他にないでしょう。

5. いろんな国が近い

地図を見れば分かる通り、シンガポールはマレー半島の先にあり、多くの国が周辺にあります。

島国日本にいると分からない感覚ですが、とにかく周辺に国が多いのです。

マレーシア人なんか、毎朝マレーシアからシンガポールへ出勤している人も大勢いるくらいです。

つまり、簡単に海外旅行へ行けるということです。

飛行機でバンコク、ホーチミンまで約2時間半、クアラルンプールまで約1時間、その他の東南アジア諸国も近いので気軽に旅行できます。

シンガポールはMRTが空港まで通っているので、空港までの交通も便利で、オンラインでフライトのチェックインを済ませれば、家を出てから3時間後にはバンコクにいるということも。

ちょっと大げさかもしれませんが、私は、東京から大阪へ行くくらいの感覚で、数日休みが取れた時、すぐに海外旅行に行っていました (^^)

しかもシンガポールドルは周辺諸国通貨に対して強いので、どの国に行っても安く感じます。

6. 洋服代がかからない

ご存知の通りシンガポールは常夏なので、夏服しか着ません。

私なんかは短パン、Tシャツ、クロックススタイルだったので、ほとんど服を買いませんでした。

そもそも夏服は安いので、買ったところで大した出費じゃありませんしね。

これに関しては、オシャレを楽しみたい人は物足りなく感じるかもしれませんが、旅行でシンガポーに行く場合も、コートなどがいらない分、荷物の量が減ってらくですね♪

7. 税金が安い

これはシンガポールで働く場合に限られるのですが、外国人労働者の所得税が圧倒的に安い!

どれくらい安いかというと、月35万くらい稼いだとしても所得税は1年間で10万円くらい(あくまで大まかな金額です)

私は企業の駐在員として赴任していたわけではないですが、駐在員だったら、所得税は安いし、会社から住宅手当は出るし、海外赴任手当は出るしで、どれだけ稼いでいるのだろうと、駐在員を羨ましく思っていました。

8. ドン・キホーテがある

2015年頃私がシンガポールに渡った時、日系スーパーは、明治屋という大きなスーパーが一軒あるだけでした。

伊勢丹や高島屋もあり、これらのデパ地下も含め、日本食を買おう思えば、買えたのですが結構値段が高かった記憶があります。

そして2019年頃ドン・キホーテがオープンし、生活はとても便利になりました。

日本食に関しては、現地スーパー相場からすれば、少し高いのですが、日本食としては比較的安く購入でき、弁当、総菜、お菓子も売ってあるし、食品だけでなく、色々なグッズも売ってあるので、何かあればドン・キホーテに行けば間違いなし!

2019年頃からドン・キホーテはタイやシンガポールなどの東南アジア諸国に進出するようになりました。

今となっては現地在住の日本人にとっては欠かせないものになっていることは想像に難くないですね(笑)

旅行者にとってもドン・キホーテがあることは想像以上に便利ですよ。


ここではシンガポールのいいところについて書きましたが、シンガポールの魅力についてお伝えできましたか?

これからシンガポールに行く方にとって、少しでも私の記事が参考になれば嬉しいです。

別の記事ではシンガポールの嫌なところも書いているので参考にしてください ≫シンガポールのマイナスポイント