それティーザー広告では?

街中やメディア等で、全く説明のない広告を見たことありませんか?

商品らしき写真の一部が載っているけど商品の説明が一切なかったり、プロジェクト名が書いてあるけど何のプロジェクトなのか一切説明がなかったりするそれです。

これをティーザー(ティザー)広告と言います。

「ティーザー」とは、「焦らす・いじめる人」という意味の英単語です。商品の写真を隠したり、商品説明を一切しなかったりして、情報を小出しにする手法です。

商品なら発売の何ヵ月も前からティーザー広告を出すことで、映画なら何ヵ月も前からティーザームービーを公開することで、人々の好奇心をくすぐり、発売日や公開日にはすでにファンが待っている状態を作り出す効果があります。

例えば「機動戦士ガンダム水星の魔女」

2022年夏に放送が開始されたのですが、放送開始半年ほど前から既にキービジュアルを公開していましたが、物語の詳細は一切語られませんでした。

しかし、内容が分からないからこそ、ガンダムファンは盛り上げるわけです。

次のガンダムの舞台は? 主人公は少女? どんな内容?

そして、「ティーザービジュアル」を頼りにSNS上であれこれと議論され、自然と情報が拡散されていきます。

iphone も同じ手法を取っています。

新しいiphoneのビジュアルや機能の一部は「噂」程度に広がりますが、公式な詳細やスペックは発売ギリギリまで公開されません。

だからこそAppleファンはSNS上で盛り上がって情報が拡散されていきます。

ティーザー広告はいつでも有効なわけではありません。

知名度のない商品や作品がティーザー広告を出したところで、訳が分からないまま消えていくでしょう。上記例の様に、既に一定数のファンがいる場合に有効であり、SNSが発達した現代だからこそ有効な方法なのかもしれませんね。

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