ハウスエッジ(控除率)とは

カジノゲームの話をしていると、ハウスエッジ(控除率)という言葉が出てきます。

ハウスエッジ(控除率)とは何でしょうか?

ここではハウスエッジ(控除率)について解説します。

簡単に言うと、「ゲームで本来当選する確率よりも少ない倍率で配当を行う事で、その差額をカジノが得るもの」で、カジノ(胴元)の取り分のことを言います。

カジノの運営者は経営するために当然ながら利益を上げる必要があり、そのために各ゲームにはハウスエッジが設定されています。

ハウスエッジは各ゲームで異なるため、ハウスエッジが低いゲームをプレイする事で、勝率が上がる可能性があります。

逆に、プレイヤー側から見た場合、「どれだけ配当が戻ってくるか」と言い換えることができますが、カジノ(胴元)側が得る収益をハウスエッジ(控除率)というのに対し、プレイヤー側から見た場合の収益を「還元率」と言います。

ハウスエッジの仕組み

ハウスエッジは以下の計算式で算出できます。

(ハズレの数 ÷ 出目の総数 – 当たりの数 × 賞金倍率 ÷ 出目の総数) × 100 = ハウスエッジ

分かり易くルーレットで説明しましょう。

ルーレットには1~36の数字があり、ストレートアップで当てた場合、賭け金が36倍になります。

しかし、実際はルーレットにはゼロがあるため、当たる確率は1/37。つまりカジノ側とプレイヤー側が対等の場合、ストレート・アップの配当は37倍になるはずです。

この「当たる確率」と「配当」の違い、36倍と37倍の差分が「ハウスエッジ」となり、この場合約2.70%となります。

上記では0(ゼロ)がひとつのヨーロピアンルーレットで説明しましたが、0(ゼロ)と00(ダブルゼロ)があるアメリカンルーレットもあり、この場合、1/38の勝率に対して賭け金が36倍になるので。ハウスエッジは約5.26%になります。

カジノでは多くのルーレットテーブルがあると思いますが、基本的にはヨーロピアンタイプ(シングルゼロ)とアメリカンルーレット(ダブルゼロ)がある場合は、ハウスエッジの高いアメリカンルーレット(ダブルゼロ)のレートが低くなっているはずです。

もし、レートが同じなら、ハウスエッジの低いヨーロピアンタイプ(シングルゼロ)を選びましょう。

ハウスエッジは各ゲームで異なり、ハウスエッジが低いゲーム程、プレイヤー側に有利となります

代表的なギャンブルのハウスエッジ

代表的なギャンブルのハウスエッジについて以下の表にまとめました。

種類ハウスエッジ
宝くじ45.7%
スポーツくじ49.6%
競馬25.9%
競輪25.0%
競艇25.2%
オートレース25.2%
カジノ約1〜5%
麻雀約10〜15%
パチンコやスロット約10〜20%

主なカジノゲームのハウスエッジ

主なカジノゲームのハウスエッジを以下の表にまとめました。

ゲーム名ハウスエッジ
ブラックジャック0.4~0.6%
スロット1.0~5.0%
バカラ(プレイヤー)1.24%
バカラ(バンカー)1.06%
ヨーロピアンルーレット2.70%
アメリカンルーレット5.26%

公営ギャンブル等に比べると、いかにカジノゲームのハウスエッジが低いかが分かりますね。

しかし、ハウスエッジだけを見てカジノゲームの方が絶対有利と考えるのは危険です。

なぜなら、そこには時間の概念が抜けているからです。

競馬の方がカジノゲームに比べて、ハウスエッジは高いですが、各レースがスタートして終了するまでは、ある程度時間があります。しかし、カジノゲームは1ゲームの時間が短く、1分かからないこともあります。同じ時間プレイした場合は、カジノゲームのハウスエッジの方が低かったとしても、より大きな金額負ける可能性もあるのです。

カジノで遊ぶ時は、ハウスエッジと時間の関係を意識しながら遊んでみてはいかがでしょうか。

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